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2019年9月16日 (月)

MAKS2019 セルジュコフカラー検証報告【最終回】

3連休も終りということで(来週も3連休ですがちょっと野暮用が~笑

最終的にMAKSで見てきたセルジュコフカラーについて自分なりの結論を出そうと思います。
※実は、すでに会場に行った瞬間に出てますけどね。

なんで、こんなにこだわるの?
と言うと、昔はとある印刷会社(現職ではない)でDTPの
スキャンオペをやっていました。
Adssd
↑使っていたのと同じ機種が検索したら出てきたので転載。
光学式のシリンダースキャナ

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シリンダースキャナってのはこんな感じ。
ポジフィルムなり、ネガフィルムを透明なアクリルシリンダーにオイルで巻いて
毎分何百回転という側でまわしてシリンダー内からレーザーを当てて
受けて側のセンサーで色を読み取る仕組み。
のオペレーターを少しやっていた経験がありまして、このおじさんはちょっと色にうるさい。
そんな感じでそれなりに経験をしておりますので面倒な感じになっている今回です。

色には反射光と透過光というのがありましてRGBで見る テレビやパソコンの画面なんかが透過光。
紙とか物体に塗って見える色が反射光です。
それぞれ色の感じ方が異なりますので変換する訳です。
最近の卓上スキャナとはまた違います。

昔の(20年位前だと)写真データと言うのはポジかネガを直接スキャンすることが多くて
1年間で数千点?は撮ったと思いますが数えてないので判りません。
その際に、先輩に教わったのがスキャンする原稿に対するスキャナーの数値。
基本デジタルなのである程度は後でフォトショップなのでソフトで修正できるのですが
さすがに、数値0を10とか20に上げることは出来ません。(色要素が0ということですので)

では、その数値の設定は?
ハイライト(一番明るい所)とシャドー(影か、最も暗いところ)の数値を
スキャナの読み取り数値で
ハイライト =C4M2Y2BK0
シャドー  =C98M98Y98BK90~100
と教わりました。そしてそれで仕事をしておりました。なので写真(透過光)からの印刷(反射光)への
変換の仕組みや見え方は感覚として未だに目がそういったように見えてしまいます。

きちんとした研究結果や理論は、美術系の大学で研究しておりますので
「マンセル値」で検索すると判るとおもいます。

Ccccc
こんな論文もネットありますので、世の中便利ですよね。
ザックリ言うとある程度の距離が離れると彩度が落ちるという、
なんとなく判っているような。でも、ちゃんと答えられないような事が
きちんと実験されています。

その中でマンセル値という色を扱う人には縁が切れない
(実務じゃほとんど使わないけど)理論があります。
入社時 新人研修ですこしだけ習うところもあるでしょう。
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今回、これをやるまで忘れてたくらいのもんです。
このカラーのやつ、見たことある人もあるでしょう?

そして、今回 面倒なことになったのはメディアプラットフォームで
Su-30SMでカラーチップ写真を撮れなかったため。
にわか知識で挑みます。

なぜ拘るかというとですね
数年前にPCの画面から画像検索で探した洋上迷彩を画面に合わせて調色したら・・・・
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画面上はかなり近い色になっています。
43
ねえ↑いい感じでしょう?

と こ ろ がーーーーー!
444_20190916204501
実際に出来てみたら薄!もっと濃い青 彩度の低い青ですよね。
これが始まりです。
これから実機を見ないと信用しないことにしました。

撮影された方は何も悪くないのですが、写真は自分のイメージで色を調整・現像できるため
模型向きではないと言えます。とくに昨今のデジタル化で色々と色を簡単に弄れますからね。
ということで自分なりにきちんとやってみようと思います。

【実証】
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前回も触れた、距離 約80m

普段 完成した模型を手に持ってみた腕の長さを約50cmに伸ばし見るとした場合
80m÷0.5m=40
単純計算で約40分の1スケールと言うことになります。(面倒なので端数は切り捨て)
40分の1ですので 1/48スケールで見ているのとそう変わらない距離になりそうです。
1/48と1/72で塗り分ける方が多いかと思いますが距離による色の変化でいうと数値上では
ほとんど変わりません。※誤差はあります。

正直 わたくし、個人的には日本のような高温多湿で
空が白っぽい国はスケールエフェクトは必要かもしれませんが
欧州などの乾燥した空気の場合、極小スケール(1/350以下のスケール700とか)以外は
スケールエフェクトの必要性を感じません。じっさいやって無い。(個人的には)

Img_4255
ちなみに、フォトショップの色カブリ補正などの
自動補正をすると条件によりますがほぼ↑(画像左側)見たいに赤くなるので使えませんね

散々講釈を述べてきたのでその実践。

Img_4143_20190916215101
RGB,CMYKの色を数値だけで調整して合成します。

Img_4147
ハイライトとシャドーを数値上はスキャンで取り込こむ数値にあわせます。
結構な量のカーブになります。
これをSU-30SMの一番近い写真と、カラーチップの画像でも行ってからコピー&ペーストで合成します。

0211
あとは露出を上げて、判りやすい明るさで見るとこんな感じで出来ました。
XF-63 ジャーマングレーがドンピシャですね。
機体上面、主翼や胴体が青いのは空の青が写っているからです。
垂直尾翼や翼端のランチャーの面を見てください。

2社から出ているメーカー製のフランカー専用カラーが全然違うのが判りましたでしょうか?
※別にメーカーがダメダメとか言いたいのではないですが結果的にダメだししてますね。
 ごめんなさい。

あとは、実際の検証です。
こちらは、色を合わせる必要はありません。
1画面で同じカメラで撮っているのでそのまま色を持ってくれば
近い色が判明します。

01
光線の違いは配慮しないといけませんね。
影でわかるとおもいますが順光ではありませんので検証結果とは異なる
色合いです。C305が最もいい色になってしまっています。
※画像ではC305とXF-63の矢印が逆になってます。来月直します



Img_3345
Mi-26です。ほぼ0距離ですが実際に色をみるところは
約20m離れた面積の多い胴体部分にします。
 

Img_3368

Img_3385_20190916200601
XF-63ベースでハイライト(白)を徐々に加えて退色表現で良いと思います。

ほぼ新品のKa-52Kです。
これが今回の正解だと思います。
Img_3467
正面、横ともに約10mといったところでしょうか?

Img_3513
細かく書く必要は無いと思います。
見たままです。どれも違和感があります。

Img_3521
この場合、色を見る高さが重要と言うことに気がつきました。
チップを機体に直接付けて色の比較が出来ない場合
水平位置を基準に見ていくと判りやすいです。

お次はもっとも近かったMiG-35
Migaa
約5-6m

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翼端だったら3mくらいですかね?
一番奥のおねーさん(170cmくらい)3人分として換算w
オネーサンごめんなさい

Img_3751
Rのついた部分をピックアップしました。
ハイライトがうまく馴染むように回転しています。
C331の違和感がない感じで言いと思います。

Img_3733
C333だと墨っぽい感じがあります。

Img_3743
やっぱり万能 XF-63ジャーマングレー
いい感じです。

 ということで約一ヶ月にわたり、勝手なことを書きましたが
私が模型メーカーや模型誌に言いたいことは1つ。

「ちょっと、現地で実機みてこい!」

です。


来週は、ちょっと(友人のお供で)空の修行に行ってきます!
※更新できません!

10月から模型ブログとしてようやく平常運転にしたいぞぉ~。
7月のエミレーツ リベンジ 8月 MAKS、9月修行旅行記はこれが終わったら始まります。(記憶が(笑)

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コメント

感覚的な手法でなく、理論に裏付けられた検証の実践ですごい。
色彩の在り方について改めて考えさせられました。是非とも参考にさせていただきます。
ありがとうございました。

投稿: T泉 | 2019年9月20日 (金) 22時54分

T泉さん
コメントありがとうございます!

10月から実際に模型を作っていきますので引き続き
ご愛読の程よろしくお願いします。


>T泉さん
>
>感覚的な手法でなく、理論に裏付けられた検証の実践ですごい。
>色彩の在り方について改めて考えさせられました。是非とも参考にさせていただきます。
>ありがとうございました。

投稿: 管理人 | 2019年9月26日 (木) 10時12分

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